[ED]教育・医療・福祉施設 > 1993.02 | ||
撮影:RETORIA |
●掲載誌:『新建築』1993年6月号/新建築社、『建築文化』1993年6月号/彰国社、『GA』1993年4月号/A.D.A. EDITA Tokyo、『日経アーキテクチュア』1994年2月21日号/日経BP社、『SD9907』/鹿島出版会、『現代建築集成/教育施設』/メイセイ出版、『インテリア・プランニング・ドキュメント―構想から空間へ』/プロトギャラクシー、『ランドスケープデザイン』No.12、『建築技術増刊1993.8』vol.12/建築技術、『建築MAP東京』/TOTO出版 他 ●受賞:第1回 日本建築学会作品選奨 |
最小規模の私立小・中学校併設のミッション・スクールである。 この学校は特徴的なふたつの領域から成っている。ひとつは「芝生の庭に向かって分散配置された」小学校教室群(平屋建6教室)、もうひとつは2層の回廊で連結され「中庭広場を囲む」、中学教室、特別教室、校務棟、講堂など多様な意匠のスペースからなる中学校ゾーンである。 木の子のような小学校教室群は学校の中の「村」である。1クラス定員20名の教室は、約60m2。緑の芝生に開かれた三角屋根の「家屋」のような建築の群である。それは教室内外に持ち物・教材、生物や道具、作品などが収納され掲示できる『自足(セルフコンテインド)型教室』の集落である。これに対し、中学校ゾーンは学校の中の「街」である。中庭広場は赤い敷瓦でペーブされたドライなスペースで、シャープで濃い影を落す都市的な教育環境が形成されている。その正面に位置する整形な空間構成の中学教室は、「街」のタウンホールである。 |
所在地 | 東京都小平市 | |
敷地面積 | 8,136.00m2 | |
延床面積 | 3,125.24m2 | |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 地上2階 | |
施工 | 日本国土開発 | |
竣工 | 1993年2月 |